皆さんこんにちは!
preview1、preview2を得てとうとうTwinmotion 2022.2が正式リリースされました!
以前までのTwinmotion 2022.1との違いは、これまでに発表されていたpreview版でだいたいわかっていますが、正式リリースでまた新たに追加となった機能がありますので、それについて紹介したいと思います!
ではさっそくいきましょう。
Twinmotion 2022.2で追加された機能一覧
まずは追加された機能を見ていきましょう。
- Twinmotion での Sketchfab ライブラリの統合(preview2)
- タイルベースレンダリングによる高解像度エクスポート(preview2)
- HDRI バックドロップ
- 物理ベースのアセット配置ツール (早期アクセス)
- デザイン ソフトウェアからのライトのインポート (Datasmith)(preview2)
- Twinmotion Cloud でのより複雑なプレゼンテーションのサポート(preview1)
- プレゼンテーションのモーションセンサーサポート
- VRAM 使用量ユーザー警告(preview1)
- 静止画とパノラマのエクスポート形式(preview1)
- 新しい単位(preview1)
- 「ポーズを取った人」の新しいカテゴリ(preview1)
- 複数ファイルのインポート(preview1)
- Twinmotion への glTF および glB ファイルのインポート(preview2)
- Datasmith のインポートに使用できるUV精度オプション(preview1)
- モーションブラーの切替(preview1)
- ニア クリッピング プレーン(preview1)
- 視野角の拡張(preview1)
- メディアタブの焦点距離設定
- 新しいナビゲーション速度(preview1)
- 新しいナビゲーションプリセット(preview1)
- 新しいショートカット(preview1)
- トランスフォームパネルの改善(preview1)
- 16K 解像度でのパノラマの出力(preview2)
- メッシュサイズ(preview1)
- シーングラフの改善(preview1)
- キャッシュからテクスチャを処理する (Direct Link)(preview2)
- シーングラフとビューポートでライトの種類を識別する(preview2)
- ライブラリのパンくずタイプのナビゲーション
- ギズモの色(preview2)
- テクスチャの圧縮(preview1)
- Windows 11 のサポート(preview1)
- macOS Monterey のサポート(preview1)
preview1、preview2で発表された新機能もあるので、全部合わせると新機能はかなり多いですね。
今回は新しい機能のみ紹介しようと思いますので、previewで発表されている機能についてはこれまでの記事を参考にしてくださいね。
HDRI バックドロップ
HDRI環境が進化しました!
これまでは、動的な空とスカイドームで環境を作りましたが、これにHDRIバックドロップが追加されました。
それに伴い、ライブラリにHDRI環境という項目ができました。
バックドロップHDRIとは何なのか。
バックドロップHDRIとはシーン内の半球形のオブジェクトをベースにした新しい環境表現となっています。
比較してみましょう。
バックドロップHDRIは背景や地面が隠れていますね。
これは空の背景を使っているのでバックドロップHDRIの良さが全く生かされていません。
ではどうするのか。
Twinmotion2022.2からHDRI環境の中に屋内・屋外・スタジオという項目が追加されています。
今回は屋外のものを使ってみましょう。
屋外のものをバックドロップHDRIで使ってみるとこのような見た目になります。
おわかりいただけますでしょうか?
先ほどは空のみの背景だったため地面などが消えて見えましたが、地面がある背景などを使うとこんなにも綺麗でリアルな背景を取り込むことができます。
Twinmotionでは植栽などは重くなってしまいがちですが、これをうまく使うことによってデータや動きを軽くすることができますね。
詳細設定をうまく使うことで、モデルとマッチした背景にすることが可能です!
背景の種類についてもかなりの種類があるようです。多すぎて持て余してしまうほどに(笑)
Twinmotionはほかのソフトに比べると、背景に力を入れているのですかね?
物理ベースのアセット配置ツール (早期アクセス)
早期アクセスではありますが、Twinmotionにもついに物理ベースのアセット配置ツールができました!
物理ベースのアセット配置とはいったいどんなものなのか。
これは慣れていない私が実演するより、公式のYouTubeを参考にする方がよさそうですので、そちらを見てみましょう。
この動画の1分15秒あたりから物理ベースのアセット配置について触れています。
私自身、Blenderなどを使うわけではないので、これまで物理ベースのアセット配置というものに触れてこなかったのですが、これは素晴らしいですね。
今までのTwinmotionですと、小物などを配置するとき、倒しておきたい時などは自分で角度調節や、高さ調節が必要でしたが、これは私も経験済みですが、なかなかリアルな配置って手動でできないですよね。
ですが、これからはこのツールを使うことにより素早くかつリアルなアセット配置が可能になります!
アセットの配置はいいパースを作るうえで絶対に必要なことなので、個人的に新機能で一番気に入っています。
プレゼンテーションのモーションセンサーサポート
対応するモバイル端末やタブレット端末で、AR のようなモードでプレゼンテーションを見回すことができます。
まんまリリースノートの言葉通りですが、これくらいしか書くことがないのでしょう(笑)
今は空間を認識するARもありますから、家具などをTwinmotionで配置して、それをARで表示するということなのでしょうか?
ARなんてめったに使わないのでイメージがつかめないですね(笑)
ポケモンGOとかもARだから、あんな感じのことができるのかな?
メディアタブの焦点距離設定
カメラ設定にあった視野角設定が焦点距離に置き換えられました。
これ角度が距離に変わっただけで、特に変化ないんだろうなと思っていましたが、すごい変化でした。
2022.1までの視野角は18度から170度の範囲でした。
これでも十分ではありましたが、焦点距離はもっと幅広くなります!
視野角よりもさらに引くこともアップすることも可能です。
パースの幅が広がるいい機能だと思います。
ライブラリのパンくずタイプのナビゲーション
これタイトルだけじゃなんのこっちゃですよね(笑)
正式に日本語翻訳されたものを見てるんですけど、あってるんですかねこの訳し方で?
タイトルはわけわかんないですけど、内容はちゃんとわかりました。
まずはTwinmotion2022.1の画像を見てみましょう。
このようにライブラリの項目を開くと、ライブラリ名の横に矢印が表視され、それを押すことで一つ前の項目に戻れるというものでした。
確かにこれ一つずつ戻るのめんどくさかったですよね。
ではTwinmotion2022.2の画像を見てみましょう。
今までの矢印がなくなり、これまでに開いてきた項目が表示されるようになりました。
これにより、一つ前に戻ることも、一気にライブラリに戻ることも可能になりました。
小さな変化ですが、時間短縮にはなるのではないでしょうか!
その他
previewでの追加項目にさらに追加されたものがあるので、最後にそれを紹介したいと思います。
previewで追加されたものに、さらに追加された物は主にアセットになります。
previewで追加されたものは
- ハイテクパック1(73アセット)
- ミュージカルパック1(67アセット)
- ウィンターパック1(30アセット)
- ショッピングパック1(34アセット)
そこから今回追加になったのが
- チルドレンパックI(100アセット)
- Sportwear Pack I(47アセット)
- 裏庭パック2(72家具)
- スポーツ用品パック2(家具40個)
- エンターテインメントパック1(117アセット)
- バックヤードパック1(80アセット)
この6つになります。
いずれも非常にクオリティが高く汎用性が高いものになっています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
小さな変化から大きな変化まで、様々な新機能が追加されたTwinmotion 2022.2
ぜひ使ってみてください!
今回のアップデート内容が確認できるリリースノートを置いておきます。
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