[初心者向け]建築ソフト初心者がSketchUpを選ぶ理由!!

SketchUp

こんにちは、モーリーです!

いきなりですが、大学で建築を勉強する建築学生さんや設計事務所で働く皆さん

・建築のソフトって何を使えばいいんだ?
・建築のソフトってたくさんありすぎてどれを使えばいいのか…

と悩んだことはありませんか?

プレゼンのために、大学の課題で高い評価をとるために、リアルなパースを描きたい!って思うことってありますよね。

でも、ソフトによって持っている強みが違うからどの用途の時にどのソフトを使えばいいんだ!と悩みはどんどん増えます。

しかも、どのソフトもかなり高額…できれば

図面はjwcadなどの2次元CADで書くから3Dモデルだけを作りたい!

そんな方に向けて、3Dモデリングの時はこの建築ソフトを使えばいい!という記事を書きました!

モーリー
モーリー

ここでちょこっと私が作ったパースを紹介

この二つのパースは私が実際に作ったエクステリアパースとインテリアパースです(レンダリング済み)。

どうですか?すごくリアルですよね?インテリアはかなり私の趣味が出てしまっていますが(笑)

なんとこれ、モデリングもレンダリングも無料でできちゃうんです!

記事前半では、このようなモデルを造るにはどのソフトを選ぶのか、後半ではなぜそのソフトを選ぶべきなのかを解説するので、じっくり読み込んでくださいね!

・どのソフトを使えばいいの?

結論!!

私が紹介する3Dモデリングの時に使うべきソフトは「SketchUp」というソフトです!

https://www.sketchup.com/ja

SketchUpは現在はアメリカのTrimble社が開発・提供している3Dモデリングソフトです。

もともとは他の会社が開発・提供を行っていましたが、最終的に現在のTrimble社に買収され今にいたります。

一世代前はGoogle SketchUpと呼ばれ、あのGoogleが開発・提供を行っていたこともあります。

幾度となく開発会社が変わってはいますが、ソフトそのものの機能面はそこまで変化しておらず、昔も今も簡単に使える世界シェアも高いソフトとなっています。

・SketchUpを使うメリットは?

操作性

SketchUpを使うメリットはとにかく操作が簡単なことです!

なぜ簡単なのか。それは基本的な操作のためのツールが非常に少なく覚えやすいことが大きな要因です!

画像はSketchUpを開いた時の初期画面です。

画面上部が基本のツールになっています。ツールが少なくてとっても覚えやすそうですよね!

お得さ

そしてここが最高のポイント!SketchUpは無料版を使用することができます!

無料版は非商用となります

学生さんたちのように学業で使うなら無料バージョンで十分だと思います。

高い値段の建築ソフトが多い中で無料で使えるのは非常にありがたいですよね。

設計事務所などで働いている方など、仕事で使いたいときは有料版のproバージョンがありますが、ほかの建築ソフトと比べると非常に安価です!

拡張性

https://extensions.sketchup.com/

SketchUpはプラグインが非常に豊富なことでも有名です。

プラグインとは簡単に言うと、+αで使うことができるツールのことです。

より難しいモデルを造ろうとするときに非常に便利で役に立つものがたくさんあります。

基本は上記のExtension Warehouseからダウンロードができますが、SketchUcationなど他にもプラグインがダウンロードできるサイトはあります。

無料アセット

https://3dwarehouse.sketchup.com/?hl=ja

SketchUpには3D Warehouseという場所から無料のアセットをダウンロードすることができます。

細かな部品、窓やドアなどの建具、家具、乗り物、雑貨など数えきれないほど豊富なモデルがダウンロードし放題です!

・値段は?無料なの?

proバージョン

SketchUp proはサブスクリプション制となっており$299USD/年(2022年時点)となっています。

日本円で約3万5千円といったところでしょうか。

やはり他の建築ソフトが10万円以上が当たり前なのを考えると非常に安価に感じます。

ダウンロードの項目へ行く

無料バージョン

SketchUp2017 makeというバージョンなら無料で使うことが可能です!

前述のように非商用に限ります。

ダウンロードの項目へ行く

Studioバージョン

有料版はproの他にもStudioという$699USD/年のバージョンもあります。

こちらはSketchUp pro+レンダリングソフトなどが一緒についてきます。

興味ある方はこちらもチェックしてみてくださいね!

学割

ちなみに、学生さんでproのフル機能を使いたい!という方は学生向けのプランもあります。

学生プランは$55USD/年(2022年時点)で日本円で約6千くらいです!月額500円で使えると思うとほんとにお得ですね。

販売代理店

SketchUpは海外製のソフトなので、購入する際は海外のTrimble社というSketchUpを提供している企業から購入するのですが、海外から購入するのは怖いという方もいらっしゃるかと思います。

ですが、SketchUpには販売代理店があります。それはalphacox(アルファコックス)という日本の販売代理店です。

Trimble社から買うより、特典(日本独自のオブジェクトツール)が付く分2万ほど高くはなりますが、そこは妥協でしょうか…

筆者もalphacoxからSketchUpを購入しております。

不具合などのサポートにもしっかりと対応していただけますし、おすすめです!

ダウンロードの項目へ行く

・どこでダウンロードするの?

Trimble社

Trimble本社からproを購入される場合はこちらから

alphacox社

日本の販売代理店、alphacox(アルファコックス)から購入される場合はこちらから

無料版

無料版のSketchUp、SketchUp make 2017をダウンロードされたい方はこちらから

無料版はいずれダウンロードできなくなる可能性もあるので、お早めのダウンロードを!2022年の時点ではダウンロードは可能です。

・proとmakeの違いって?

具体的にproとmakeって何が違うかというと以下の点です。

無料版と有料版がある

無料版

SketchUp make

文字通り、makeバージョンはSketchupを無料で使うことができます。

有料版

SketchUp pro

サブスクリプションで使用することができるproバージョンです。

makeは使えないツールがある

具体的に何ができないか

  1. LayOut機能がつかえない
  2. Style Builder機能がつかえない
  3. 3D Warehouse機能が使えない
  4. ソリッドツールがつかえない
  5. DXFなどその他変換ができない

LayOut機能がつかえない

LayOutとはSketchUpのモデルを図面化する純正機能です。

モデルから平面図や立面図を作るときに使うツールです。

Style Builder機能がつかえない

Style Builderとは完成したモデルの線表現を変更するツールです。

https://help.sketchup.com/ja/style-builder/style-builder

3D Warehouse機能が使えない

3D Warehouseとは様々なモデルデータ(窓や家具など)をインポートすることができるツールです。

以前はmakeでも使えたのですが、今は2019以上のバージョンじゃないとソフトからはダウンロードできないみたいです。

ソリッドツールがつかえない

ソリッドツールは2つ以上のオブジェクトを結合したり、重なる部分を消去したりするツールです。

DXFなどその他変換ができない

SketchUp proはLayOutで図面化することもできればDXF変換などで線データに変え、ほかのソフトで編集することなどもできます。

しかし、makeには純正の機能でDXF変換などの線データに変える術がありません。

これは少々使いにくいデメリットですね。

しかし、二度手間のようにはなりますが、SketchUpのデータをほかのソフトに移動させ、図面化のみをその移動させたソフトで行うことは可能です。

モーリー
モーリー

私も学生の頃はそのようにして平面図や立面図を作っていました。

・どうやって覚えればいい?

どんなに簡単だといえ、やはり覚えるには何か教材が欲しいところです。

ありがたいことにSketchUpの使い方はいたるところで見ることができます。

例えばYouTubeで使い方動画をアップしていられる方もいらっしゃいますし、公式のYouTubeアカウントもあります。

☆おすすめのYouTubeアカウント

・SketchUp(公式アカウント)

・TutorialsUp(SketchUpのプラグイン機能を使った動画が多い)

・TheSketchUpEssentials(SketchUpのチュートリアル動画が多い)

・Ali Goshtasbi Rad(SketchUpを使った特殊形状を作る動画が多い)

モーリー
モーリー

現状有益な動画を出せれている方たちのほとんどが海外の方たちです。日本語で調べると情報は出てきにくいかもしれません。SketchUpに限らず海外ソフトは英語で調べた方が有益な動画や情報が出てきやすいです。

・まとめ

建築物のモデリングを用途とするとき、数あるソフトから何を選べばよいかについてお話してきました。

最後にSketchUpを選ぶうえで重要なポイントをまとめると

  • 操作が簡単
  • 無料版がある
  • 有料版も他のソフトに比べて安価
  • 覚えるための教材が豊富

ソフトを選ぶうえで大切なことはたくさんありますが、一番大切なことは自分が継続することができるソフトを選ぶことです。

より難しいソフトはできることもそれだけ膨大になるかもしれませんが、すべてを理解する前にあきらめてしまう人が非常に多いです。

私自身SketchUpだけですべての作業を完結させているわけではありません。

しかし、他の難しいソフトに手を出せたのは、SketchUpという簡単なソフトで基礎を作れたからだと思います。

遠回りに聞こえるかもしれませんが、簡単なソフトからはじめ、徐々に難しいソフトも使っていくということが、建築ソフトを使いこなしていくための一番の近道だと思います。

だから私は初心者の方や、これから建築の3Dモデリングを始めていく人にはSketchUpをお勧めしたいと思います。

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