皆さんこんにちは!
管理人のモーリーです。
今回は私が最近ArchiCADとTwinmotionのDirectLinkを操作していて起こった不具合についてと、その解決法を書いていきます!
同じような状態の方がいれば参考にしていただければ幸いです。
では行きましょう。
どんな不具合?
まず今回私が経験した不具合は、ArchiCADで入力した建具がTwinmotion上で正常に作動しないというものです。
具体的には、ArchiCADで建具を入力➡dataSmithでTwinmotionにデータ移行➡ArchiCADで建具位置を変更➡dataSmithで更新➡開口のみ移動され建具自体が移動されない
というような不具合でした。
画像で詳しく見てみましょう。
まず、ArchiCADで壁と建具を配置
その後dataSmithを使いTwinmotionにデータを移行
ここまでは問題なく進みます。
しかし、ArchiCADで設計を行っている途中でプラン変更が出てくることは多々あると思います。
建具の位置が変更することもあるでしょう。
ではArchiCADで建具を右に1000㎜移動してみましょう。
ArchiCADでは問題なく移動ができます。
では移動させた状態でdataSmithの更新を行ってみましょう。
見てのとおり、開口のみ移動され、建具が移動されていません。
Twinmotion上で建具を移動させれば問題ないのかもしれませんが、それでは手間がかかって仕方がないです。dataSmithの良いところ丸つぶれです。
原因
いろいろ試した結果、建具の入力方向(太陽ポイントの向きなど)が原因かもしれないということになりました。
壁・建具の入力方向とは?
ArchiCADでは壁や建具を入力する際、どちら側が外で、どちら側が中かを決めなければいけません。
上の画像のように、入力する際は矢印の方向・どちらが外側か(中心の太陽のアイコン)などを決めます。
この向きによって、Twinmotion上でしっかりと更新されるかどうかが決まります。
解決法
ではどのように入力するときに、しっかりと更新されるのか。
現状私が試した方法ですと、壁を左から右へ入力した際は上側が外になるように建具を入力すると、しっかりと更新されました。
逆に、左から右へ壁を入力したときに太陽マークが下側になるように建具を入力すると、dataSmithを使っても建具は移動しませんでした。
もしかすると壁の入力向きはあまり関係ないかもしれませんが。
ちなみに、建具位置が更新される方法で入力した後に建具を反転させると、建具位置はTwinmotionで更新されなくなりました…
ちなみにちなみに、縦方向に壁を入力したときは太陽マークを左に入力しようが、右に入力しようが、建具位置は更新されないようになっていました。
なんなんだこの仕様は。使いにくいにも程がある。
これでは水切りが内側に向いてしまうときがあります。そんなの設計ミスにも程があるレベルですよ。
まとめ
いかがだったでしょうか?
dataSmithは便利ですが、入力方法で更新される場合と更新されない場合があっては一気に使いにくくなりますね。
今回の不具合に関しては現在、GRAFISOFTに確認を取り調査中とのことです。
GRAFISOFTの方でも不具合自体は確認が取れたので、個人的な不具合ではなく全体的な不具合だと思われます。
いち早く治していただきたいですね。
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